ジェイテックコーポが新型コロナウイルスの抗体を10~15分で判定できる検査キットを販売開始

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■総合判定率94.50%と高精度、中国で4月に緊急医療機器として承認

ジェイテックコーポレーション<3446>(東マ)は4月28日の11時、新型コロナウイルスの抗体IgM/IgGを10分から15分で判定できる検査キットを研究用試薬として販売開始すると発表した。

 迅速な普及を目指し、医療現場での感染実態を把握するために、まずは研究用試薬として出荷する。株価は後場から値動きを強め、一時16%高の2848円(383円高)まで上げた。 このたび販売する検査キットは、武漢と上海の有名な臨床医療機関と協力して臨床試験が行われ、高い検査精度(600例、陰性の判定率:98.75%、陽性の判定率:89.68%、総合判定率94.50%)があり、2020年4月10日に中国国内で緊急医療機器として承認され、EU(欧州連合)のCE認証も取得した抗体検査キットを選定し、販売することとした。

 本研究用試薬は現在、体外診断薬として承認、認証を受けておらず、診断目的にて使用することはできないが、今後は、承認審査などを行うPMDA(独立行政法人・医薬品医療機器総合機構)での認可準備を進め、本格的な販売へと進めていくとした。(HC)

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