MRTの今期業績予想は、前期に引き続き増収増益を見込む
- 2015/5/13 06:47
- 決算発表記事情報
■医療分野の市場は大きく成長、医師の求人需要は益々高まる
MRT<6034>(東マ)の今期業績予想は、前期に引き続き増収増益を見込む。
同社は、インターネットを活用した医師プラットフォームを運営し、医師を中心とする医療人材紹介事業を主力としている。東京大学医学部附属病院の医師互助組織を母体としているため、医師視点のサービスや医師を中心とする医療分野の人材ネットワークが強み。
12日に発表された15年3月期業績は、売上高8億31百万円(14年3月期比14.2%増)、営業利益1億73百万円(同212.6%増)、経常利益1億55百万円(同126.3%増)、純利益95百万円(前年同期06百万円)と2ケタ増収大幅増益であった。
売上の内訳は、医師ネット紹介(非常勤医師及び常勤医師紹介)7億89百万円(同16.4%増)、コメディカル(看護師、薬剤師、臨床検査技師、臨床工学技士及び放射線技師)紹介などその他41百万円(同15.4%減)であった。
今期16年3月期については、医師不足、高齢社会の進展に伴って、同社を取り巻く医療分野の市場は大きく成長することが予想される。このような環境のもとで、医療従事者の雇用が拡大され、とりわけ医師不足及び医師の地域偏在の状況において、医師の求人需要は益々高まるものと思われる。
そのような環境の中で、16年3月期業績予想は、売上高10億円(前期比20.3%増)、営業利益1億80百万円(同3.7%増)、経常利益1億80百万円(同15.8%増)、純利益1億06百万円(同10.5%増)と増収増益を見込む。