【株式市場】連休前に比べNYダウは680ドル安いが日経平均は小幅安にとどまる

株式

◆日経平均は1万9587円42銭(31円93銭安)、TOPIXは1424.83ポイント(6.43ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億1905万株

 5月7日(木)前場の東京株式市場は、連休前の5月1日に比べてNYダウが680ドル低くなったため推移が注目されたが、日経平均は取引開始後の170円42銭安(1万9448円93銭)を下値に切り返した。信越化学工業<4063>(東1)など半導体関連株が高い。日経平均は10時30分頃に一時4円31銭高(1万9623円66銭)まで浮上し、前引けも小幅安にとどまった。

 北里大学が「イベルメクチン」を新型コロナウイルス薬としての治験を開始との報道を受け、科研製薬<4521>(東1)が「イベルメクチン」の国内ライセンスを持つとされて活況高となり、ソレイジア・ファーマ<4597>(東マ)はネットの掲示板で関連が言われるなどでストップ高。アスカネット<2438>(東マ)はコロナ感染防止に向けて小池東京都知事が非接触型タッチパネルに注目とされてストップ高。ラ・アトレ<8885>(JQS)もストップ高。

 東証1部の出来高概算は6億1905万株、売買代金は1兆685億円。1部上場2171銘柄のうち、値上がり銘柄数は1140銘柄、値下がり銘柄数は947銘柄。また、東証33業種別指数は12業種が値上がりし、鉱業、精密機器、金属製品、化学、パルプ・紙、電気機器、その他製品、水産・農林、医薬品、などが高い。(HC)

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