シャノンは反発の動き
- 2020/5/11 04:59
- 株式投資ニュース
シャノン<3976>(東マ)は企業のマーケティング課題を解決するマーケティングクラウドを展開している。20年10月期大幅増益予想である。新型コロナウイルス感染症と緊急事態宣言による業績への影響は限定的だろう。収益拡大を期待したい。株価は下値を切り上げて反発の動きを強めている。出直りを期待したい。
■マーケティングクラウドを展開
企業のマーケティング課題を解決するマーケティングクラウド、および関連する総合コンサルティング・アウトソーシングサービスを展開している。シャノンマーケティングプラットフォームで、MA(マーケティングオートメーション)とEM(イベントマーケティング)のサービスを提供する。
■20年10月期大幅増益予想
20年10月期の連結業績予想は、売上高が19年10月期比5.1%増の19億50百万円、営業利益が36.4%増の50百万円、経常利益が73.2%増の46百万円、純利益が62.5%増の40百万円としている。イベントプロデュース関連を戦略的に縮小するが、MA関連が牽引して大幅増益予想である。
第1四半期は売上高が前年同期比20.6%増の5億24百万円、営業利益が33百万円の黒字(前年同期は37百万円の赤字)だった。大幅増収で黒字化した。
新型コロナウイルス感染症と緊急事態宣言により、EMの一部で受注中止・延期が発生しているが、売上高に占める割合は僅少であり、業績への影響は限定的だろう。収益拡大を期待したい。
■株価は反発の動き
株価は下値を切り上げて反発の動きを強めている。出直りを期待したい。5月8日の終値は1289円、時価総額は約19億円である。