LibWorkが後場一段高、神奈川地盤の住宅会社の全株式取得など好感
- 2020/5/11 14:19
- 材料でみる株価
■タクエーホームを子会社化し「熊本から全国展開、関東に進出」
Lib Work(リブワーク)<1431>(東マ)は5月11日の後場、一段と上げ幅をを広げ、13時を過ぎて1590円(104円高)まで上げて出直りを強めている。正午前、「熊本から全国展開へ始動、M&Aで関東に進出」と発表し、後場、注目集中となった。
同社はインターネットによる住宅展示場と実際のモデルハウスを連携させた「WEBマーケティング」が特色の住宅建築・販売会社で、本社は熊本県山鹿市。11日、神奈川県を中心に戸建て住宅販売事業などを展開するタクエーホーム株式会社(神奈川県横浜市)の全株式取得と子会社化を発表した。取得概算額は4.0億円。株式譲渡実行日は2020年7月1日を予定する。
■土地仕入れの目利き力に優れ、仕入れから販売までの回転率が高い
7月1日付で全株式を取得するタクエーホーム株式会社(神奈川県横浜市、永谷和子代表取締役)は、設立以来、年々着実に実績を伸ばし、地域の戸建建売ニーズに応えてきた。2019年9月期の純資産は2億6012万円、総資産は10億8116万円、売上高は23億6770万円、経常利益は8299万円。純利益は5789万円。
Lib Workでは、タクエーホームが神奈川県での戸建て事業のニーズを把握していること、また、土地仕入れの目利き力に優れており、不動産の仕入れから販売までの回転率が高いことなどを評価した。
また、タクエーホームがLib Workグループに合流することで、Lib Workの強みである「WEBマーケティング」力、営業力及び採用力を補完することができ、事業基盤が強化されると考えるに至り、合意に至ったという。Lib Workグループとしても、施工体制を強化しつつ、規模のメリットを活かし、グループ全体の原価コスト削減が可能になると考えている。(HC)