大幸薬品は「感染管理事業」の売上高92%増加など注目され続伸

■新型コロナで好業績は当然視されてたが前回予想を3割上ぶれる

大幸薬品<4574>(東1)は5月13日、小安く始まった後一気に切り返し、9時20分にかけては1909円(107円高)と続伸基調に転じている。12日に発表した2020年3月期の連結決算が各利益とも2月に公表した通期見通しを3割前後上ぶれて着地し、改めて注目し直される展開になった。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、二酸化塩素分子による除菌・消毒剤「クレベリン」などの「感染管理事業」の売上高が前期比91.5%増加した。また、「医薬品事業」も「セイロガン」シリーズや「ピシャット下痢止めOD錠」などが好調で同じく1.9%増加した。

 今期から決算期を12月に変更。今12月期はその経過期間になり9ヵ月決算(2020年4月1日~2020年12月31日)になる。(HC)

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