ミロク情報サービスは20年3月期通期連結業績予想を修正

■利益面は下方修正だが、営業・経常利益は増益となり、売上高と共に過去最高を達成

 ミロク情報サービス<9928>(東1)は、13日引け後、20年3月期通期連結業績予想を修正した。利益面は下方修正となったが、営業・経常利益は増益となり、売上高と共に過去最高を達成した。

 売上高に関しては、Windows7のサポート終了等によるハードウェアのリプレース需要が想定を上回ったことに加え、新規の顧客開拓によるソフト保守を中心とするサービス収入増により前回予想を上回る見込みとなった。

 利益面については、ソフトウェア資産を早期償却(10億78 百万円)することで、営業・経常利益は前回予想を下回る見込み。また、最終利益については特別損失として、ソフトウェア評価損25億16 百万円を計上することで大きく前回予想を下回る見込み。

 その結果、売上高は前回予想を15億01百万円上回る355億01百万円(増減率4.4%増)、営業利益は9億72百万円下回る52億27百万円(同15.7%減)、経常利益は8億88百万円下回る53億11百万円(同14.3%減)、純利益は22億円下回る18億39百万円(同54.5%減)となる見込み。

 前年同期比では、売上高13.4%増、営業利益1.2%増、経常利益5.0%増、純利益50.7%減となった。

 なお、同日、修正した数値を20年3月期通期連結業績として発表した。

 21年3月期通期連結業績予想は、売上高360億円(前期比1.4%増)、営業利益35億80百万円(同31.5%減)、経常利益360億(同32.2%減)、純利益23億40百万円(同27.2%増)を見込んでいる。

 なお、2021年3月期の連結業績予想は、新型コロナウイルス感染症が第1~2四半期中に収束に向かい、徐々に経済活動が回復し、第3四半期以降に事業環境が正常化することを前提に算出している。

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