マーチャント・バンカーズが続伸、エストニアの暗号資産(仮想通貨)交換所の業務を全面受託し粗利の8割を受領する契約

■19年から運営体制構築などに携わり、このほど全面受託

マーチャント・バンカーズ<3121>(東2)は5月14日、13時30分を過ぎて5%高の286円(13円高)前後で推移し、連日、出直りを強めている。

 11日付で、子会社MBKブロックチェーンがエストニアの暗号資産(仮想通貨)交換所「ANGOOFintech」(暗号フィンテック)の運営を受託し粗利益の80%を受領することになったと発表。注目されている。

■暗号資産交換所「ANGOOFintech」の運営にかかる一切の業務を受託

 100%子会社「MBKブロックチェーン株式会社」が、エストニアの暗号資産(仮想通貨)交換所「ANGOOFintech」を所有するエストニア法人「Baltic Fintech Holdings OÜ」との間で、「ANGOO Fintech」の運営にかかる業務の一切(顧客管理・開拓、マーケティング、取引管理、システム管理など)を請負い、その対価として、「ANGOO Fintech」の粗利益の80%を受領することで、このほど合意した。

■3月から本格サービスを開始し米ドル連動型「XUSB」など取り扱い

 「ANGOO Fintech」は、2020年2月20日からベータ版サービスを開始し、同年3月20日からは、本格的サービスを開始の上、米ドル連動型ステーブルコイン「XUSB」や仮想通貨「Z502」の取扱いを開始している。

 MBKブロックチェーンは、19年8月に「ANGOO Fintech」での取扱いを希望する仮想通貨の審査やプロモーションに関する業務を受託している。そして、これ以外にも、運営体制の構築に深く携わってきた。

 このたび、業務委託契約により、MBKブロックチェーンが「ANGOO Fintech」の運営にかかる業務の一切を請負うに際しての条件を明確化し、引き続き、システムや運営体制の構築に深く携わっていくこととなった。

 MBKブロックチェーンは、「ANGOO Fintech」の運営の粗利益の80%を業務委託料として受領し、受領する業務委託料の範囲で、一切の運営経費を負担する。運営経費は、業務委託料の範囲で負担するものでありますので、MBKブロックチェーンが、「ANGOO Fintech」の損失を負担するものではない、とした。(HC)

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