サニックスが13%高、大幅増益決算や緊急事態宣言の39県で解除など注目される
- 2020/5/15 09:38
- 業績でみる株価
■「解除」によりサニテーション事業の拡大に期待広がる
サニックス<4651>(東1)は5月15日、急反発で始まり、取引開始後は13%高に迫る332円(37円高)まで上げて出直りを強めている。14日に発表した2020年3月期連結決算の営業利益が前期の2.3倍の27.9億円になるなどの大幅増益が好感されている。
大幅増益をけん引したのは「環境資源開発事業部門」(セグメント営業利益721.7%増の34.8億円)で、「HS(ホーム・サニテーション)事業部門」や「ES(エスタブリッシュメント・サニテーション)事業部門」は減益だった。今期の予想は未定とした。
ただ、新型コロナウイルスによる「緊急事態宣言」が14日、39県で解除され、これまで休業していた飲食店の営業再開などが始まるため、今期はサニテーション事業の回復が注目されている。(HC)