川本産業は調整一巡
- 2020/5/22 07:52
- 株式投資ニュース
川本産業<3604>(東2)はガーゼなど医療用衛生材料の大手である。21年3月期連結業績予想は未定としたが、新型コロナウイルスに伴うマスク関連の需要増で収益拡大を期待したい。株価は急動意後の一服局面だが、調整一巡して出直りを期待したい。
■医療用衛生材料の大手
16年12月エア・ウォーター<4088>の連結子会社となった。ガーゼなど医療用衛生材料の大手で、衛生材料・医療用品・介護用品等の製造販売・仕入販売、および西松屋チェーン<7545>向け育児用品卸売を展開している。
■21年3月期予想は未定
20年3月期連結業績は、売上高が19年3月期比6.3%増の250億91百万円、営業利益が7.3倍の2億32百万円、経常利益が3.7倍の2億98百万円、純利益が3.6倍の2億54百万円だった。医療用品等製造事業における稼働率上昇や在庫減少などで大幅増益だった。
21年3月期連結業績予想は未定とした。中国の子会社において1月下旬からマスクを増産しているが、決算日の関係で連結財務諸表作成にあたっては、21年3月期第1四半期連結業績に計上される予定としている。新型コロナウイルスに伴うマスク関連の需要増で収益拡大を期待したい。
■株価は調整一巡
株価は急動意後の一服局面だが、調整一巡して出直りを期待したい。5月21日の終値は1231円、時価総額は約74億円である。