TOAは下値固め完了
- 2020/5/27 07:53
- 株式投資ニュース
TOA<6809>(東1)は音響機器事業とセキュリティ機器事業を展開している。21年3月期は新型コロナウイルスの影響で減収減益予想としている。当面は経済収縮の影響を受けるが、中期的に収益拡大を期待したい。株価は下値固め完了感を強めている。売り一巡して反発を期待したい。
■音響機器事業とセキュリティ機器事業を展開
業務用放送設備や防災無線などの音響機器事業、監視用テレビ・カメラシステムなどのセキュリティ機器事業を展開している。
■21年3月期は新型コロナウイルスの影響で減収減益予想
20年3月期連結業績は、売上高が19年3月期比2.7%減の450億68百万円、営業利益が11.2%減の34億65百万円、経常利益が12.7%減の35億77百万円、純利益が17.5%減の20億65百万円だった。欧州・中東地域の景気減速や為替の円高影響などで減収減益だった。
21年3月期の連結業績予想は、売上高が20年3月期比10.1%減の405億円、営業利益が79.8%減の7億円、経常利益が79.0%減の7億50百万円、純利益が71.0%減の6億円としている。新型コロナウイルスの影響で減収減益予想としている。当面は経済収縮の影響を受けるが、中期的に収益拡大を期待したい。
■株価は下値固め完了
株価は下値固め完了感を強めている。売り一巡して反発を期待したい。5月26日の終値は743円、時価総額は約257億円である。