【株式市場】第2次補正予算など期待され日経平均は一時106円高、前引けは軟化するがTOPIXは高い

株式

◆日経平均は2万1266円23銭(4円94銭安)、TOPIXは1538.20ポイント(3.47ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加し8億1645万株

 5月27日(水)前場の東京株式市場は、同日中に第2次補正予算が固まることやNYダウの530ドル高などを受け、取引開始後に日本製鉄<5401>(東1)野村HD<8604>(東1)が4%高となるなど、景気敏感株の値動きが活発となった。大手銀行株も高く、TOPIXは続伸基調。

 日経平均は取引開始後に一時128円45銭安(2万1142円72銭)まで軟化したが、10時過ぎには106円07銭高(2万1377円24銭)まで切り返し、前引けは小幅安。26日の2万1000円台乗せを受け、達成感による利食いが意識され他との見方があった。

 秋に減資と伝えられたみずほFG<8411>(東1)が活況高となり、共和コーポ<6570>(東2)は売上高17%増加の3月決算などが見直され一段高急伸。アーキテクツ・スタジオ・ジャパン<6085>(東マ)はビジネスモデルがコロナ共存時代に合致するとされて連日急伸。KeyHolder<4712>(JQS)は5月中旬に「乃木坂46」のマネジメントなどを行う会社の株式取得を発表しており、すでに運営権をもつ「SKE48」とともにライブやイベントの段階的緩和が期待されて再び急伸。

 東証1部の出来高概算は増加して8億1645万株、売買代金は1兆3352億円。1部上場2170銘柄のうち、値上がり銘柄数は1059銘柄、値下がり銘柄数は1014銘柄。

 また、東証33業種別指数は24業種が値上がりし、海運、鉄鋼、証券・商品先物、非鉄金属、ゴム製品、保険、銀行、などが高い。(HC)

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