サイバーリンクスは上値試す
- 2020/5/28 06:58
- 株式投資ニュース
サイバーリンクス<3683>(東1)は、ITクラウド事業およびモバイルネットワーク事業を展開している。20年12月期大幅増益予想で、第1四半期の進捗率は順調だった。新型コロナウイルスによる業績への直接的な影響は限定的だろう。収益拡大を期待したい。なお5月14日に自己株式取得を発表している。株価は急伸して年初来高値更新の展開だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。
■ITクラウド事業とモバイルネットワーク事業を展開
ITクラウド事業(食品流通業および官公庁などの顧客向けに基幹業務システムなどのクラウドサービスを提供)、およびモバイルネットワーク事業(ドコモショップ運営の二次代理店として和歌山県で7店舗)を展開している。
■20年12月期大幅増益予想
20年12月期連結業績予想は、売上高が19年12月期比33.3%増の139億26百万円、営業利益が42.0%増の6億39百万円、経常利益が38.8%増の6億40百万円、純利益が39.8%増の3億92百万円としている。
第1四半期は売上高が33億89百万円、営業利益が2億84百万円だった。モバイルネットワーク事業は消費者の端末購入意欲減退で低調だが、ITクラウド事業の好調が牽引した。
第1四半期の進捗率は売上高が24.3%、営業利益が44.4%と順調だった。新型コロナウイルスによる業績への直接的な影響は限定的だろう。収益拡大を期待したい。
■株価は上値試す
株価は急伸して年初来高値更新の展開だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。5月27日の終値は1700円、時価総額は約88億円である。