ジモティーは調整一巡

株式市場 銘柄

 ジモティー<7082>(東マ)は、地元で情報を探す人と情報を発信したい人をマッチングさせるクラシファイドサイト「ジモティー」を運営している。20年12月期大幅増益予想である。当面は新型コロナウイルスで広告出稿減少などの影響が懸念材料として意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。株価は戻り一服の形となった。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■クラシファイドサイト「ジモティー」を運営

 20年2月東証マザーズに新規上場した。地元で情報を探す人と情報を発信したい人をマッチングさせるクラシファイドサイト「ジモティー」を運営し、広告枠提供による収入を柱としている。

 クラシファイドサイトとは、地域や目的によって分類された募集広告を一覧形式で掲載する広告媒体の一つで、誰でも手軽に広告掲載できる点が特徴である。

■20年12月期大幅増益予想

 20年12月期連結業績予想は、売上高が19年12月期比13.5%増の14億34百万円、営業利益が3.5倍の3億06百万円、経常利益が4.1倍の3億06百万円、純利益が2.2倍の2億12百万円としている。

 第1四半期は売上高が3億86百万円、営業利益が28百万円だった。利用者数が増加し、増収効果で広告宣伝費増加を吸収して営業黒字化した。当面は新型コロナウイルスで広告出稿減少などの影響が懸念材料として意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は戻り一服の形となった。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、調整一巡して出直りを期待したい。5月27日の終値は1583円、時価総額は約89億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年3月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

ピックアップ記事

  1. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  2. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  3. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  5. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  6. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る