マツオカコーポレーションは「アベノマスク」の売上高51億円が注目され急伸

■厚労省向けの売上見込み約51億円と5月27日の夕方に発表

マツオカコーポレーション<3611>(東1)は5月28日、急反発となり、取引開始後に2185円(150円高)まで上げて出直りを強めている。

 27日の夕方、「布製マスクの生産に関するお知らせ」を発表し、契約先(納入先)の厚生労働省からの売上見込みが約51億円(但し4月契約分も含む合計金額)になると発表。例の「アベノマスク」受注の件として注目集中となっている。

 発表によると、「日本政府からの要請を受け、縫製メーカーとしての技術やノウハウ、設備、人材を活かし、今年3月から当社の海外工場において布製マスク(ガーゼマスク)の緊急生産を行ってきた」(発表リリースより)。

 同社の売り上げ規模は571.1億円(2020年3月期の連結売上高)、純利益は11.8億円(同親会社株主に帰属する当期純利益)。この緊急生産にともなう売り上げは連結売上高の1割近くに当たる。

 ただ、同リリースでは、今後の見通しとして、「本契約終了後の生産予定はありません」とした。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る