大幸薬品は「感染再発」が材料視され3日続伸基調で戻り高値を更新

■北九州市や東京都下の総合病院で発生の報道を受け注目再燃

■新型コロナで好業績は当然視されていたが前回予想を3割上ぶれる
「感染管理事業」の売上高92%増加など注目され続伸

大幸薬品<4574>(東1)は5月29日、3日続伸基調で始まり、取引開始後に6%高の2053円(123円高)をつけて戻り高値に進んだ。新型コロナウイルス対策で、二酸化塩素分子による除菌・消毒剤「クレベリン」シリーズのドラッグストアでの品切れが現在も広く見受けられる中、北九州市での感染者の再増加や東京都下の総合病院での集団感染発生が材料視されている。

 2020年3月期の連結決算は5月12日に発表し、各利益とも2月に公表した通期見通し数値を3割前後上ぶれて着地した。「感染管理事業」の売上高は前期比92%増加した。(HC)

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