ケイアイスター不動産が後場持ち直す、住宅ローン返済を支援する「お住まいレス9(キュー)」のテレビCM開始など注目される

■住宅ローン支援は業界初、CMは1都6県で6月1日開始

 ケイアイスター不動産<3465>(東1)は6月1日、朝方の1386円を安値に切り返し、後場は1400円台を回復。一時前日比1円安の1429円まで水準を上げて底堅い相場を続けている。

 11時30分、住宅ローンの支払いが困難になった顧客に対してローン返済を支援する業界初の新サービス「お住まいレス9(キュー)」のテレビCM開始を発表。6月1日から関東地区の1都6県で開始し、材料視されている。

 また、同時に新会社・KSキャリア株式会社による不動産業界に特化した採用コンサルティング事業の開始も発表し、注目が集まった。

■月5万円を上限に最大9ヵ月間支援、持家取得に安心感

 「お住まいレス9(キュー)」は、同社の住宅購入者で、不測の事態によって住宅ローン支払い困難になった顧客を対象に、ひと月上限5万円、最大9ヵ月間お見舞金として支援するサービス。2020年5月7日から開始し、専用サイトを5月13日に開設している。新型コロナウイルス流行の影響などにより住宅購入をためらうケースも伝えられる中で、持家取得に安心感をもたらすサービスとして注目されている。

 同時に新会社「KSキャリア株式会社」(東京都千代田区)による不動産業界に特化した採用コンサルティング事業の本格的な展開も発表し、不動産・建設業界が抱える「人財」獲得の悩みを解決するとした。

 ケイアイスター不動産は、世界60ヵ国以上で従業員意識調査などを行う国際調査機関「GreatPlacetoWork」による「働きがいのある会社」ランキングに2019年まで4度選出されているほか、女性の働きやすい会社として、経産省・東証の「なでしこ銘柄」に2年連続採用された。こうした実績やノウハウを生かし、人材採用コンサルティング事業を本格的に開始する。(HC)

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