スポーツフィールドは戻り試す
- 2020/6/2 02:08
- 株式投資ニュース
スポーツフィールド<7080>(東マ)はスポーツ総合支援会社として、スポーツ人財に特化した採用支援サービスを展開している。20年12月期業績予想は未定としている。当面は新型コロナウイルスの影響が懸念材料として意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。株価は3月の安値から反発して水準を切り上げている。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、懸念材料を織り込んで戻りを試す可能性がありそうだ。
■スポーツ人財に特化した採用支援サービス
19年12月東証マザーズに新規上場した。スポーツ総合支援会社として、スポーツ人財に特化した採用支援サービス(新卒者向けイベント事業、新卒者向け人財紹介事業、既卒者向け人財紹介事業)を展開している。イベント事業は出展企業からイベント出展料、人材紹介事業は内定後に企業から成功報酬として採用コンサルティング料を受領する。
■20年12月期業績予想は未定
20年12月期連結業績予想(4月21日に修正)は、新型コロナウイルスの影響で未定としている。第1四半期は前年同期比6.0%増収だが、販管費の増加などで28.7%減益だった。
なお4月に開催を予定していた全ての就職イベントを中止または延期した。5月に開催を予定していたイベントについては、オンラインによるWebイベントとして開催している。当面は新型コロナウイルスの影響が意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。
■株価は戻り試す
株価は3月の安値から反発して水準を切り上げている。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、懸念材料を織り込んで戻りを試す可能性がありそうだ。6月1日の終値は3640円、時価総額は約32億円である。