日本精密は第三者割当増資による資金調達が材料視されてストップ高

■既存株主にとっては希薄化率12.8%だが買い集中

日本精密<7771>(JQS)は6月3日の前場、10時前にストップ高の122円(30円高)に達したまま前引けにかけて買い気配に貼りついている。2日、第三者割当増資による手取概算額1億9800万円の新株発行を発表し、材料視された。

 第三者割当増資先は、筆頭株主ジエンコが約10%出資する株式会社キュロー(韓国)。払込期日は6月19日。調達資金の使途は、ベトナム工場における労務費支払いや運転資金。既存株主にとっては、6月2日現在の発行済株式総数を基準に12.8%の希薄化が発生するとした。(HC)

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