ジェイテックは戻り試す

日インタビュ新聞ロゴ

 ジェイテック<2479>(JQ)は技術者派遣の「技術商社」を標榜し、技術職知財リース事業を展開している。21年3月期は赤字予想から未定に修正している。新型コロナウイルスの影響で派遣契約終了や契約見直しが相当数発生することを見込んでいたが、緊急事態宣言解除によって従来の想定ほど発生しない可能性が出てきたとしている。株価は水準を切り上げて反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。

■技術者派遣の「技術職知財リース事業」が主力

 製造業の開発・設計部門に技術者を派遣する「技術職知財リース事業」を主力としている。専門教育による知識を基盤として、新たな付加価値を顧客に提供する社員を「テクノロジスト」と呼称し、一般的なエンジニアと区別している。そして「技術商社」を標榜し、テクノロジストが保有する知恵を提供(リース)することで、顧客とともに新たな価値を創造する「技術職知財リース事業」としている。

 機械設計開発、電気・電子設計開発、ソフトウェア開発、建築設計の4分野を柱として、業種別には自動車関連、産業用機器関連、建築関連、情報処理関連、電子・電気機器関連、半導体・集積回路関連などに幅広く展開している。またLIXIL、本田技術研究所、デンソーテクノ、ヤマハ発動機、三菱日立パワーシステムズ、パナソニックホームアプライアンス、富士通テンなど、幅広い業種の優良企業との取引がある。

■21年3月期は赤字予想から未定に修正

 21年3月期の連結業績予想は、5月28日に従来の赤字予想から未定に修正している。配当予想は据え置いて20年3月期と同額の1円(期末一括)としている。

 期初時点では、新型コロナウイルスの影響が20年6月まで続くと想定し、テクノロジストの派遣契約終了や契約見直しが相当数発生することを見込んでいたが、緊急事態宣言解除によって、従来の想定ほど派遣契約終了や契約見直しが発生しない可能性が出てきたとしている。

■株価は戻り試す

 なお5月11日発表の自己株式取得(上限20万株・40百万円、取得期間20年5月12日~20年7月31日)については、6月4日時点で累計取得株式数が20万株となって終了した。

 株価は徐々に水準を切り上げて反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。6月9日の終値は184円、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.5%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS110円50銭で算出)は約1.7倍、時価総額は約16億円である。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  2. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  3. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  5. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  6. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る