【株式市場】日経平均は後場「手替わり」相場の期待などあり一段と下げ幅縮める

株式

◆日経平均は2万2305円48銭(167円43銭安)、TOPIXは1570.68ポイント(18.24ポイント安)、出来高概算(東証1部)はSQ算出分が5億株強加わり19億419万株

 6月12日(金)後場の東京株式市場は、3月を底とした今回の回復相場で2番底を想定して慎重だった資金が動き出し、今回の調整を経て「手替わり」相場が期待できるとの見方があり、日経平均は312円安で始まったあと13時過ぎに122円61銭安(2万2350円30銭)まで回復した。ブリヂストン<5108>(東1)キヤノン<7751>(東1)が大引けにかけて本日の高値。日経平均は2日続落し、TOPIXは4日続落だが前場の安値から大きく戻した。

 後場は、ペプチドリーム<4587>(東1)が米メルク社との新型コロナ治療薬に関する共同研究着手を材料に急伸し、ギグワークス<2375>(東2)は14時の四半期決算発表を境に急伸。BASE<4477>(東マ)は中小事業者向けの新型コロナ関連公的支援申請サポートが注目され一段高。プレシジョン・システム・サイエンス<7707>(東マ)はワイドショー情報番組でPCR検査が1時間で済む機器が紹介されたとされ後場寄り後に急伸。レカム<3323>(JQS)はウイルス除菌装置の販売開始報道が材料視されてストップ高。

 東証1部の出来高概算はSQ算出分が5億株強加わり19億419万株(前引けは11億2804万株)、売買代金は3兆3247億円(同1兆9573億円)。1部上場2169銘柄のうち、値上がり銘柄数は241(前引けは160)銘柄、値下がり銘柄数は1899(同1985)銘柄。

 また、東証33業種別指数は1業種・その他製品のみ値上がり(前引けは全業種が値下がり)した。(HC)

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