阪急阪神HDは甲子園球場・タイガースの新たな価値創造に向けたドコモとの提携が注目され強もみ合い
- 2020/6/19 10:25
- 材料でみる株価
■先端技術を活用した新観戦体験やデジタルサービスなど推進
阪急阪神ホールディングス(阪急阪神HD)<9042>(東1)は6月19日、取引開始後に3765円(25円高)まで上げたものの、10時を回って3740円(前日比変わらず)前後で推移、強もみ合いの範囲にとどまっている。
6月18日付で、NTTドコモ<9437>(東1)とともに、「阪神が運営する阪神甲子園球場並びに阪神の100%子会社である阪神タイガースにおいて、スポーツ観戦の新たな体験価値の創造と、ファンの更なる拡大を目的として、デジタル分野での協業の検討を進めていくことで合意」したと発表。今後の展開が注目されている。NTTドコモの株価は2897.0円(10.5円安)前後となっている。
発表によると、ドコモと阪神甲子園球場、阪神タイガースは、以下の取り組みを推進していくとし、(1)先端技術を活用した観戦体験の最大化、(2)デジタルマーケティングの推進、(3)デジタルサービスの共同企画・開発、(4)「d払い」導入および、dポイントを活用したキャンペーンなどの実施、(5)動画共有アプリ「MARKERS」の活用、などを推進する。(HC)