【株式市場】米半導体株高を受け日経平均は高いが追撃材料なくTOPIXは軟調

株式

◆日経平均は2万2386円41銭(30円95銭高)、TOPIXは1577.66ポイント(5.43ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目になり4億5867万株

 6月19日(金)前場の東京株式市場は、円安や米半導体株指数高を受けてアドバンテスト<6857>(東1)などが高く始まり、日経平均も取引開始後に164円45銭高(2万2519円96銭)まで上げた。この日から県をまたぐ移動の自粛が解除され、JR東海(東海旅客鉄道)<9022>(東1)や私鉄株も高い。ただ、日経平均は次第に値を消し、TOPIXの前引けは前日比でマイナスになった。

ペッパーフードS<3053>(東1)が事業の一部売却との観測報道を受け急伸ストップ高。西松屋チェーン<7545>(東1)は四半期決算が好感されてストップ高。ツインバード工業<6897>(東2)はワクチン冷蔵搬送機が材料視され8日連続ストップ高。フォースタートアップ<7089>(東マ)は3月決算が注目されて出直り拡大。GFA<8783>(JQS)は次世代型レーシングゲームアプリ共同開発に向けた提携が注目されてストップ高。ネクストG<3842>(JQS)はローカル5G関連事業の発表を受け11時過ぎから急伸。

 東証1部の出来高概算は少な目になり4億5867万株、売買代金は8579億円。1部上場2167銘柄のうち、値上がり銘柄数は702銘柄、値下がり銘柄数は1338銘柄。

 また、東証33業種別指数は10業種が値上がりし、空運、陸運、精密機器、医薬品、電力・ガス、水産・農林、などが高い。(HC)

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