ランサーズは調整一巡
- 2020/6/22 06:48
- 株式投資ニュース
ランサーズ<4484>(東マ)はフリーランス向けマッチングサービスを展開している。21年3月期連結業績予想は、新型コロナウイルスの影響で第1四半期を赤字、通期を未定としている。当面は懸念材料として意識されるが、中期的にはテレワーク化やフリーランス化の流れで収益拡大を期待したい。株価は戻り高値圏から反落したが、切り返しの動きを強めている。調整一巡して出直りを期待したい。
■フリーランス向けマッチングサービス
19年12月東証マザーズに新規上場した。日本最大級のクラウドソーシング仕事依頼サイト「Lancers」を運営し、フリーランス向けマッチングサービスを展開している。
クラウドソーシング(CS)は不特定多数に仕事を募集し、オンラインスタッフィングプラットフォーム(OS)は特定のランサーに仕事を依頼する。案件内容や単価などが異なり、流通総額の約9割がOSである。また第4四半期の構成比が高い季節要因があるとしている。
■21年3月期予想は1Q赤字、通期未定
21年3月期の連結業績予想は、新型コロナウイルスによる経済収縮の影響で、第1四半期を赤字、通期を未定としている。当面は懸念材料として意識されるが、中期的にはテレワーク化やフリーランス化の流れで収益拡大を期待したい。
■株価は調整一巡
株価は戻り高値圏から一旦反落したが、切り返しの動きを強めている。調整一巡して出直りを期待したい。6月19日の終値は806円、時価総額は約125億円である。