【特集】立会外分売銘柄を中心に市場変更候補株に目配りして、「小玉成功株」にアプローチ

日インタビュ新聞ロゴ

 今回の特集は、立会外分売銘柄を中心に市場変更候補株リストにも目配りして、「小玉成功株」にアプローチすることとした。参考=どう見るこの相場

■形式要件充足の立会外分売株には株価大化けの先駆株が相次ぐ

 形式要件充足のために立会外分売を実施した銘柄は、年初来多数にのぼり、このうち前記のプロレドのほかトビラシステム<4441>(東1)ダイコー通産<7673>(東1)が、今年4月、5月にすでに東証第1部への市場変更を実現している。分売価格比で足元の株価は、トビラシステムは3割高しており、ダイコー通産は、分売価格並みにとどまるがTOPIX組み入れ時期が迫り売買高が漸増傾向を強めている。

 このほか立会外分売を実施した銘柄を発表順にあげるとレアジョブ<6096>(東マ)gooddaysホールディングス<4437>(東マ)Link-U<4446>(東マ)ヴィッツ<4440>(東マ)ソーシャルワイヤー<3929>(東マ)フロンティア・マネジメント<7038>(東マ)コプロ・ホールディングス<7059>(東マ)ピアラ<7044>(東マ)ODKソリューションズ<3839>(東2)シノプス<4428>(東マ)フェイスネットワーク<3489>(東マ)などとなる。

 東証マザーズ指数が年初来高値を更新するマザーズ(東マ)市場株が多く、「巣ごもり消費」、「オンライン関連」などのテーマに乗る銘柄中心となっており、東マ市場の有力セクター株を形成しそうだ。また東証第1部の上場を維持するために再三、立会外分売を実施しているアセンテック<3565>(東1)も、意外性を発揮しそうだ。

■候補株リストからは低PER株や申請取り下げ株の再チャレンジ期待も

 マーケットの市場変更候補株リストにも、多数の銘柄がノミネートされている。立会外分売を実施した銘柄も含まれるが、このなかから投資採算的に割安な低PER株をコード番号順に抜き出すと田辺工業<1828>(東2)TONE<5967>(東2)テノ.ホールディングス<7037>(東マ)デイトナ<7228>(JQS)クレステック<7812>(東2)などとなり、気長に待ち伏せ買いする好ポジションを示唆している。

 また一度、新興市場から東証第1部への市場変更の申請を準備しながら諸般の事情でこの申請を取り下げた経緯のある歯愛メディカル<3540>(東マ)フリークアウト・ホールディングス<6094>(東マ)ハイアス・アンド・カンパニー<HyAS&Co、6192>(東マ)ヴィスコ・テクノロジーズ<6698>(東2)などの再チャレンジも想定されるところで、年初来高値を更新中の歯愛メディカルやHyAS&Coを含め追い風と意識されそうだ。

【関連記事情報】
【どう見るこの相場】「材料より需給」優先で市場変更予備軍株に「小玉は成功」を目指しスタンバイ余地

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■GHG排出量削減に貢献  東洋製罐グループホールディングス<5901>(東証プライム)グループの…
  2. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  3. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■アップトレンドを迎える業界のダークホースたち  今週の当コラムは、全面業績相場のなかややディフェ…
  2. ■自分流の業績相場にダークホース?!上方修正実績のある舶用機器関連株の決算発表からマーク  「ゴー…
  3. ■4月雇用は予想を下回り、長期金利低下しNY株価は上昇  米国労働省が発表した4月雇用統計だが、景…
  4. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る