ノジマは自社株買いなど好感され昨年来の高値を更新

■「上場企業の自社株買い急減」と伝えられ相対的に注目度が強まる

ノジマ<7419>(東1)は6月22日、再び出直り、9時30分を過ぎて6%高の2612円(144円高)まで上げて昨年来の高値を更新した。19日の取引終了後に自己株式の取得.(自社株買い)を発表し、好感されている。このところ自社株買いを行う上場会社が急減し、4~6月は8割減とする21日付の日本経済新聞の報道もあり、相対的に注目度が強まった面もある。

 発表した自社株買いは、150万株(自己株式を除く発行済株式総数の2.99%)、または取得総額45億円を上限とし、実施期間は2020年6月22日から21年5月31日。

 日本経済新聞6月21日付朝刊は、「上場企業の自社株買いが急減している。2020年4~6月に企業が設定した買い入れ枠は19日時点で最大8961億円と、前年同期に比べ78%減った。新型コロナウイルスの感染拡大で現金収入が減っており、手元資金の確保を優先している」と伝えた。(HC)

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