【株式市場】日経平均は大引けにかけて軟調になり小反落だがマザーズ、JASDAQは5日続伸

株式

◆日経平均は2万2437円27銭(41円52銭安)、TOPIXは1579.09ポイント(3.71ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少なく9億3621万株

 6月22日(月)後場の東京株式市場は、米国の夜間取引で株価指数先物が高いとされ、日経平均は前引けを50円近く上回る67円高で始まった。第一三共<4568>(東1)中外製薬<4519>(東1)が相次いで前場の高値を上回った一方、前場上げた鉄鋼、大手銀行株などはダレ模様。日経平均は96円95円高(2万2575円74銭)を上値にもみ合い、大引けにかけて値を消し小反落となった。一方、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は5日続伸となり、マザーズ指数は昨年来の高値を更新した。

 後場は、クミアイ化学<4996>(東1)が第2四半期決算を材料に一段と強含んで年初来の高値を更新し、アイモバイル<6535>(東1)は第3四半期決算が好感されて一段高。キーウェアソリューションズ<3799>(東2)は発行株数の16%に達する株数の自社株買いが材料視されて続伸高値。インフォネット<4444>(東マ)は同社製品を導入する利用者に補助金が出る経産省の対象製品が材料視され急伸高値。アクモス<6888>(JQS)は標的型攻撃メール対策ソリューションが注目されてストップ高の連日急伸。

 東証1部の出来高概算は少なく9億3621万株(前引けは4億5422万株)、売買代金は1兆6539億円(同7983億円)。1部上場2169銘柄のうち、値上がり銘柄数は913(前引けは940)銘柄、値下がり銘柄数は1150(同1112)銘柄。

 また、東証33業種別指数は9業種(前引けは15業種)が値上がりし、値上がり率上位は、医薬品、繊維製品、情報・通信、サービス、鉄鋼、小売り、証券・商品先物、非鉄金属、などとなった。(HC)

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