AHCグループは調整一巡

株式市場 銘柄

 AHCグループ<7083>(東マ)は、社会福祉に特化した人生の総合サポート企業である。20年11月期大幅増益予想である。当面は施設利用キャンセルなど新型コロナウイルスの影響が意識されるが、収益拡大を期待したい。株価は戻り一服でモミ合う形だ。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■社会福祉に特化した人生の総合サポート企業

 20年2月東証マザーズに新規上場した。社会福祉に特化した人生の総合サポート企業である。具体的には、0歳~18歳対象の放課後等デイサービスや18歳以上対象の共同生活援助(グループホーム)などの福祉事業、通所介護デイサービスの介護事業、および外食事業を展開している。中期成長に向けて福祉事業所の新規開設を強化している。

■20年11月期大幅増益予想

 20年11月期連結業績予想は、売上高が19年11月期比12.7%増の46億45百万円、営業利益が24.5%増の3億02百万円、経常利益が21.0%増の3億08百万円、純利益が15.5%増の2億06百万円としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比16.1%増の10億93百万円、営業利益が61.0%増の64百万円だった。前期開設事業所の立ち上がりと既存事業所の安定的運営で順調に推移した。当面は施設利用キャンセルなど新型コロナウイルスの影響が意識されるが、収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は戻り一服でモミ合う形だ。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、調整一巡して出直りを期待したい。6月22日の終値は1895円、時価総額は約40億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る