【株式市場】日経平均は後場一進一退を続けTOPIXとともに2日続落

株式

◆日経平均は2万2259円79銭(274円53銭安)、TOPIXは1561.85ポイント(18.65ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億537万株

 6月25日(木)後場の東京株式市場は、日経平均が256円安で始まり、200円安と300円安のゾーンで一進一退となった。JR東日本<9020>(東1)などのJR各銘柄は安いものの後場は持ち直し、ファナック<6954>(東1)東京エレクトロン<8035>(東1)は14時過ぎから本日の高値圏に進んだ。大引けは日経平均、TOPIXとも2日続落だが、後場は底堅い展開になった。

 後場は、小田急電鉄<9007>(東1)がモミ合いながら下値・上値ともジリ高になり、箱根登山鉄道の7月23日の営業運転再開を好感。日本通信<9424>(東1)は正午頃にAI認証技術に関する提携を発表し一段高。JMACS<5817>(東2)は非接触タッチパネルの期待が再燃とされて出直る様子。アズーム<3496>(東マ)は5月から7月末まで自社株買いを実施中で9月決算の業績V字回復予想などに再注目とされ一段高のストップ高。ANAP<3189>(JQS)はAIによる人物画像など形成装置への期待が衰えないようで昨24日の急反落から一転急反発。

 東証1部の出来高概算は13億537万株(前引けは6億6369万株)、売買代金は2兆2608億円(同1兆1467億円)。1部上場2168銘柄のうち、値上がり銘柄数は442(前引けは430)銘柄、値下がり銘柄数は1661(同1670)銘柄。

 また、東証33業種別指数は、前引けと同様に精密機器1業種のみ値上がりした。値下がり率の小さい業種は電力・ガス、医薬品、食料品、情報・通信、化学、機械、小売り、などとなった。(HC)

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