【特集】「第2のアンリツ」探しも一法、信用大取組株にスポット
- 2020/6/29 08:20
- 特集
週明けは、売り方と買い方の攻防でアンリツの方向感も決まってくることになる。アンリツ<6754>(東1)が一段高となれば、買い方寄りで追随し、「第2のアンリツ」探しも一法となりそうで、今週の当特集では、信用大取組株にスポットを当ててみたい。
■ロードサイド関連、EC関連のテーマ株人気再燃の思惑も
アンリツと同様の信用好需給株を信用買い残が100万株を上回り、今年6月に年初来高値を更新した銘柄に限定して絞り込むと次の6銘柄がスクリーングされる。信用売り残が多い順に列挙するとZホールディングス<4689>(東1)、コジマ<7513>(東1)、ZOZO<3092>(東1)、資生堂<4911>(東1)、ヤマシンフィルタ<6240>(東1)、資生堂<4911>(東1)と続き、新興市場株でも日本マクドナルドホールディングス<2702>(JQ)が含まれる。
コロナ禍のなかロードサイド関連で高値追いとなったコジマやマクドナルド、EC関連のZOZOなど高値でのテーマ株人気再燃があるか、投資採算面から買われ過ぎと評価されるか注目されることになる。
■銀行、商社のバリュー株に加えて値ごろ妙味の関連株も潜在
信用好取組株のなかで投資採算的にも割安なバリュー株も、見逃せない。これも信用売り残の多い順にあげるとセブン銀行<8410>(東1)、伊藤忠商事<8001>(東1)、コロプラ<3668>(東1)、めぶきフィナンシャルグループ<7167>(東1)、九州フィナンシャルグループ<7180>(東1)、大陽日酸<4091>(東1)、日立造船<7004>(東1)、太陽誘電<6976>(東1)、コンコルディア・フィナンシャルグループ<7186>(東1)、ヒューリック<3003>(東1)、サンデンホールディングス<6444>(東1)と続き、新興市場株でも夢真ホールディングス<2362>(JQS)が該当する。
銀行株が多く、バリュー株も一部含まれるが、値ごろ妙味のある銘柄が多く、売り方の買い方の攻防が激化しそうだ。