エスプールが第2四半期の業績予想を増額修正し営業利益は従来予想を26%引き上げる

■新型コロナの影響あったが巣ごもり需要で物流支援事業などが好調

 エスプール<2471>(東1)は7月1日の取引終了後、2020年11月期・第2四半期(2019年12月~20年5月、累計)の連結業績予想の修正を発表し、営業利益は従来予想を25.7%引き上げて9.91億円の見込み(前年同期比では29.9%の増加)とした。

■障がい者雇用支援サービスでは施設建設費などの抑制を実現

 売上高の予想は同1.3%引き上げて97.59億円の見込み(同17.6%の増加)とした。新型コロナウイルス感染症の拡大により、一部のサービスでは業務の縮小や延期があったが、その一方で、ロジスティクスアウトソーシングサービスは、巣ごもり需要によりEC通販業務が増加。また、主力の人材アウトソーシングサービス、および障がい者雇用支援サービスに関しては、新型コロナウイルス感染症の影響は限定的だった。

 収益面では、人材アウトソーシングサービスで売上高の増加効果に加え、派遣スタッフ募集費など販管費の抑制が一部進んだ。障がい者雇用支援サービスについても、農園の建設費用の抑制が進んだことで期初計画を上回ることができた。親会社株主に帰属する四半期純利益は、給与引上げや設備投資に関わる法人税額の特別控除が加わったこともあり、同35.0%引き上げて6.88億円の見込み(同38.7%の増加)とした。

 第2四半期決算の発表は7月3日を予定している。(HC)

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