東洋紡が約5ヵ月ぶりの高値、新型コロナ最短60分判定のPCR検査キットが注目される
- 2020/7/15 15:27
- 材料でみる株価
■4月から敦賀バイオ工場で製造を開始し5月からは保険適用に
東洋紡<3101>(東1)は7月15日の後場、1550円(36円高)で始まり、3日続伸基調となっている。東京都などで再び新型コロナウイルスの新規感染者数が増勢となる中で、最短60分以内で済む新型コロナのPCR法抽出・検出・測定キットなどが材料視され、前場は5%高の1563円(49円高)まで上げて今年2月13日以来の水準を回復した。
7月8日、これまで2時間半以上かかるのが一般的だったのに対し最短60分以内で済む新型コロナウイルスPCR法の抽出・検出・測定キットを福井県に寄贈したと発表。同社が新型コロナ検査キットを手掛けていることが改めて注目された。20年4月から敦賀バイオ工場(福井県)で製造を開始し、5月からは公的医療保険適用の対象となり、地方衛生研究所や病院などでも使用されているとした。(HC)