ステムリムは一時金17億円の受領が注目されて大きく反発

■今期の業績予想は増額修正済みだが中期的な視点で期待される様子

 ステムリム<4599>(東マ)は7月27日、大きく反発し、取引開始後に7%高の974円(65円高)をつけたあとも40~50円高で推移している。

 同日朝、塩野義製薬<4507>(東1)との契約に基づく一時金17億円の受領を発表し、来期以降、最大で14億円の対価を受領する予定としたため注目されている。

 発表によると、2020年6月、再生誘導医薬開発候補品HMGB1ペプチド(一般名:レダセムチド)の複数の疾患に対する臨床開発を加速度的に展開していくための新たな契約を結んだ。これを受け、6月30日付で今期・2020年7月期の業績予想の増額修正、完全黒字転換を発表した。このため、今期の業績への寄与という点では株価材料として最新ではないが、中期的な視点で期待されているようだ。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る