昭栄薬品は天然油脂由来の化学品専門商社
- 2020/7/28 08:49
- 株式投資ニュース
昭栄薬品<3537>(JQ)は、天然油脂由来のオレオケミカルや界面活性剤などを主力とする化学品専門商社である。21年3月期は感染予防で使用される除菌関連の需要が増加するが、販管費の増加などで営業減益予想としている。中期的に収益拡大を期待したい。株価は上値の重い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。
■天然油脂由来の化学品専門商社
オレオケミカル(天然油脂由来の油脂化学品)や界面活性剤を主力とする化学品専門商社である。セグメント区分は化学品事業、日用品事業、土木建設資材事業としている。
■21年3月期営業減益予想
21年3月期連結業績予想は、新型コロナウイルスの影響を織り込まず、売上高が20年3月期比2.1%増の181億03百万円、営業利益が5.2%減の1億21百万円、経常利益が0.1%増の2億62百万円、純利益が30.1%減の1億78百万円としている。
需要面では、感染予防で使用される除菌関連(消毒液やハンドソープなど)の原材料の需要が増加する見込みとしている。拡販を推進して増収だが、販管費の増加などで営業減益予想としている。中期的に収益拡大を期待したい。
■株価は調整一巡
株価は上値の重い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。7月27日の終値は968円、時価総額は約35億円である。