ファナックが未定としていた通期の連結業績予想を発表し経常利益は477億円(前期比53.6%減)の見込みに

■第2四半期の見通しは全体に期初予想を増額修正

ファナック<6954>(東1)は7月28日の取引終了後、前期決算発表時に公表した今期・21年3月期・第2四半期累計期間(2020年4~9月)の連結業績予想の修正を発表し、売上高は従来予想を7.3%引き上げて2124億円の見込み(前年同期比では18.6%減)とし、経常利益は同じく12.1%引き上げて259億円の見込み(同54.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は同じく14.0%引き上げて187億円の見込み(同53.5%減)とした。

 現時点で同社が把握可能な情報に基づいて、新型コロナウイルス感染症の拡大による同社グループ各社への影響を見込んで修正した。

 同時に、未定としていた今期・21年3月期の連結業績見通しを発表し、売上高は4233億円(前期比16.7%減)、経常利益は477億円(同53.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は345億円(同53.0%減)、1株利益は179円85銭とした。

 これらの予想は、今後の新型コロナウイルス感染症の拡大の程度や収束の時期などにより大きく変動する可能性があり、その場合には、すみやかに開示するとした。(HC)

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