恵和は20年12月期2Q累計利益予想を上方修正、通期も上振れの可能性

株式市場 銘柄

 恵和<4251>(東2)は光学シート事業と機能製品事業を展開している。20年12月期増益予想である。7月22日に第2四半期累計の利益予想を上方修正している。通期も上振れの可能性がありそうだ。収益拡大を期待したい。株価はやや上値の重い展開だが、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。

■光学シート事業と機能製品事業

 19年10月東証2部に新規上場した。液晶ディスプレイのバックライトユニットに使用される光拡散シートや高機能光学フィルムなどの光学シート事業、特定の機能(防湿性・耐熱性・耐久性)を付加した産業用包装資材や建設・農業用の産業資材などの機能製品事業を展開している。

■20年12月期2Q累計利益予想を上方修正、通期も上振れの可能性

 20年12月期連結業績予想は、売上高が19年12月期比4.3%減の151億41百万円、営業利益が9.7%増の10億25百万円、経常利益が5.0%増の9億92百万円、純利益が10.0%増の7億61百万円としている。

 7月22日に第2四半期累計の利益予想上方修正し、従来の減益予想から一転して増益予想となった。新型コロナウイルスの影響で鉄鋼・製紙関連が落ち込んだが、リモートワークに必要なノートPC用の光学フィルム関連が好調に推移し、利益面では製品ミックス改善が寄与する見込みだ。通期も上振れの可能性がありそうだ。収益拡大を期待したい。

■株価は戻り試す

 株価はやや上値の重い展開だが、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。7月29日の終値は1426円、時価総額は約110億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る