【株式市場】日経平均は後場軟調で5日続落、東京都の感染最多とされ様子見

株式

◆日経平均は2万2339円23銭(57円88銭安)、TOPIXは1539.47ポイント(9.57ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億42万株

 7月30日(木)後場の東京株式市場は、取引開始前に新型コロナの今日の東京都の感染者数が360人を超え最多の見込みと伝えられ、日本製鉄<5401>(東1)JR東日本<9020>(東1)が一段安で始まった。日経平均も軟調転換して始まり、14時過ぎまで15円安から50円安の水準で小動きを続け、大引けも弱もみ合いのまま5日続落となった。TOPIXは3日続落。

 後場は、ディー・エル・イー<3686>(東1)が一段と上げてストップ高で売買を繰り返し、自民党の議員団が中国発の動画アプリ「ティックトック」へのアクセス制限をめざすと伝えられ漁夫の利の期待。三社電機<6892>(東2)は四半期決算が好感され大引けにかけて前場の高値付近まで上昇。ブライトパス・バイオ<4594>(東マ)は国立がん研究センターと新型コロナウイルスに対する細胞性免疫(T細胞)の誘導を特徴とするペプチドワクチン候補を同定し画期的ワクチン開発へとし13時から急伸。fonfun<2323>(JQS)は「リモートメール」の新サービスが注目されて再び上値を指向。

 東証1部の出来高概算は13億42万株(前引けは5億3091万株)、売買代金は2兆2659億円(同9611億円)。1部上場2172銘柄のうち、値上がり銘柄数は769(前引けは695)銘柄、値下がり銘柄数は1321(同1355)銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種(前引けは5業種)の値上がりにとどまり、証券・商品先物、精密機器、情報・通信、輸送用機器が高かった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■北海道大樹町で飛行、安全性と着地精度を実証  ホンダ<7267>(東証プライム)の研究開発部門で…
  2. ■自社で自動運転システムを持たない企業にも施工自動化を提供  日立建機<6305>(東証プライム)…
  3. ■年間約36万人が犠牲に、二輪事故対策が急務  豊田合成<7282>(東証プライム)は6月11日、…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る