日本ホスピスホールディングスはホスピス住宅事業が主力
- 2020/7/31 09:06
- 株式投資ニュース
日本ホスピスホールディングス<7061>(東マ)は、入居者を末期がん患者や難病患者に限定した終末期ケアのホスピス住宅事業を主力としている。20年12月期営業増益予想である。新型コロナウイルスの影響は限定的と考えられる。収益拡大を期待したい。株価は上値が重くモミ合い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。
■終末期ケアのホスピス住宅事業が主力
入居者を末期がん患者や難病患者に限定した終末期ケアのホスピス住宅事業を主力として、訪問介護事業や在宅介護事業も展開している。ホスピス住宅は19年12月期末時点で東京都、神奈川県、愛知県に14施設(合計429室)を展開している。
■20年12月期営業増益予想
20年12月期連結業績予想は、売上高が19年12月期比24.0%増の52億円、営業利益が9.7%増の5億50百万円、経常利益が3.4%増の4億円、純利益が19.4%減の2億40百万円としている。施設新増設(新規開設4施設、増設1施設)で費用が先行するが、19年12月期に開設した施設の収益化で大幅増収、営業増益予想としている。
第1四半期は前年同期比16.7%増収、54.3%営業減益だった。新規施設開設初期費用で減益だったが、通期は営業増益予想である。新型コロナウイルスの影響は限定的と考えられる。収益拡大を期待したい。
■株価は調整一巡
株価は上値が重くモミ合い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。7月30日の終値は1688円、時価総額は約133億円である。