ペッパーフードサービスが投資ファンド・アドバンテッジグループと事業提携し業績向上に向けた諸施策など展開へ

■「資金調達のみならず、経営支援を受けることができる相手先」

 「いきなり!ステーキ」などのペッパーフードサービス<3053>(東1)は7月31日の夕方、第1四半期決算、未定だった今期・2020年12月期の連結業績予想などと同時に投資ファンド・アドバンテッジパートナーズのグループで経営コンサルタント事業などを行うアドバンテッジアドバイザーズ(東京都港区)との事業提携を発表した。

■新株予約権を発行し最大97億円を調達

 これにより、セールス&プロモーション支援、業務効率化支援、IR支援などを受けるとしたほか、アドバンテッジアドバイザーズが情報提供などを行っている投資ファンド宛に新株予約権を発行し、最大97億円の資金を調達する。業績向上のための諸施策の検討と着実な実行を積極的に推進する。

■「ペッパーランチ」事業は売却、「いきなり!ステーキ」は店舗網の改善など推進

 発表によると、「資金調達のみならず、経営支援を受けることができ、当社の企業価値の向上を図ることが可能であると考えられる相手先として、複数の上場会社への戦略的なアドバイスの提供実績のあるアドバンテッジアドバイザーズを選定」(発表リリースより)した。

 同時に、未定だった今期・2020年12月期の連結業績予想、中期計画も発表し、「ペッパーランチ」事業の売却、「いきなり!ステーキ」事業での過剰となっている店舗網の是正、メニュー見直しによる店舗オペレーションの改善・安定化などに取り組むとした。

 20年8月末に保有株式の売却を行い、73.20億円の子会社株式売却益が発生する見込み。今期・20年12月期の連結業績予想は、売上高が305.77億円(前期比54.7%減)、営業利益は42.15億円の赤字(前期は約0.7奥苑の赤字)、親会社株主に帰属する当期純利益は45.62億円の赤字(同27億円の赤字)。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る