サイバー・バズは底値圏、20年9月期減益予想の織り込み完了
- 2020/8/4 09:14
- 株式投資ニュース
サイバー・バズ<7069>(東マ)は、インフルエンサーサービスを主力としてソーシャルメディアマーケティング事業を展開している。20年9月期は下方修正して減益予想とした。当面は新型コロナウイルスの影響を受けるが、21年9月期の収益拡大を期待したい。株価は上場来安値を更新したがほぼ底値圏だろう。20年9月期減益予想の織り込み完了して反発を期待したい。
■インフルエンサーサービスが主力
19年9月東証マザーズに新規上場した。デジタルガレージ<4819>の持分法適用会社で、ブログやSNSを活用してネット広告・マーケティングを支援するソーシャルメディアマーケティング事業を展開している。
サービスは、インスタグラムで化粧品やトイレタリーのマーケティング支援を行うインフルエンサーサービスを主力として、SNSアカウント運用支援、インターネット広告代理販売、および子会社glamfristの広告・ネットマーケティングなども提供している。なお20年8月1日付でglamfristを吸収合併した。
■20年9月期減益予想、21年9月期収益拡大期待
20年9月期の連結業績予想は7月15日に下方修正した。売上高が19年9月期比3.6%増の30億50百万円で、営業利益が53.8%減の2億円、経常利益が53.8%減の1億90百万円、そして純利益が52.9%源の1億30百万円としている。
第3四半期に新型コロナウイルスの影響で顧客企業の広告費の削減などが発生したため、今期中は影響が継続すると想定して大幅減益予想とした。当面は新型コロナウイルスの影響を受けるが、21年9月期の収益拡大を期待したい。
■株価は底値圏
株価は上場来安値を更新したがほぼ底値圏だろう。20年9月期減益予想の織り込み完了して反発を期待したい。8月3日の終値は2912円、時価総額は約109億円である。