ソニーが8年ぶりの高値、第1四半期好調で未定だった通期予想と自社株買いも発表

■第1四半期の連結純利益は53%増加

 ソニー<6758>(東1)は8月5日、一段高で始まり、取引開始後に8838円(152円高)をつけて2012年以来の水準に進んだ。

 4日の取引終了後、第1四半期連結決算(2020年4~6月、米国基準)と未定だった21年3月期・通期の連結業績予想、および自己株式の取得(自社株買い)を発表。第1四半期の営業利益は前年同期比1.1%減(2283.95億円)にとどまり、株主に帰属する四半期純利益は同53.3%増(2332.51億円)。注目が強まった。

 今3月期の連結業績予想は、売上高および営業収入が8兆3000億円(前期比0.5%増)、営業利益が6200億円(同26.7%減)、純利益は同12.4%減の5100億円。

 また、自社株買いは、普通株式2000万株(自己株式を除く発行済株式総数の1.64%)または取得総額1000億円を上限に、2020年8月5日から21年3月31日まで、市場買付により実施する。(HC)

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