日精ASB機械は受注残の過去最高や通期予想の開示が好感され一時ストップ高

■9月通期の連結業績予想は営業利益9%減にとどまり純利益は7%増

 日精エー・エス・ビー機械(日精ASB機械)<6284>(東1)は8月7日、急伸し、9時40分過ぎに一時ストップ高の3225円(500円高)まで上げ、約3週間ぶりに3000円の大台に復帰した。6日の取引終了後、第3四半期連結決算(2019年10月~20年6月、累計)と未定だった今9月期の連結業績予想値を発表。好感買いが集中した。

 9月通期の連結業績予想は、営業利益が前期比9.4%減にとどまる39.0億円の見込み、親会社株主に帰属する当期純利益は同7.8%増加する34.0億円の見込み。概して市場予想を上回ったようだ。

 第3四半期決算では、安全で衛生的なプラスチック容器に対する需要の高まりを受け、世界中から引き合いが増加し、当期末の受注残高は158.29億円(前年同期比39.3%増)を確保し、「過去最高を記録」(決算短信)とした。(HC)

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