星光PMCは20年12月期2Q累計減収減益、通期予想を下方修正

(決算速報)
 星光PMC<4963>(東1)は、8月7日の取引時間終了後に20年12月期第2四半期累計の連結業績を発表した。新型コロナウイルスによる経済収縮の影響で減収減益だった。そして通期予想を下方修正した。21年12月期の回復を期待したい。株価は新型コロナウイルスの影響をある程度織り込み済みと考えられる。目先的には売り優勢となりそうだが、下値は限定的だろう。

■20年12月期2Q累計は新型コロナ影響で減収減益、通期予想を下方修正

 20年12月期第2四半期累計の連結業績は、新型コロナウイルスによる経済収縮の影響を受けて、売上高が前年同期比7.3%減の125億44百万円、営業利益が21.0%減の9億70百万円、経常利益が22.2%減の9億83百万円、純利益が31.2%減の6億19百万円だった。化成品が輸出増加で好調だったが、製紙用薬品、樹脂が低調だった。

 通期予想を下方修正し、売上高が20年12月期比10.6%減の250億10百万円、営業利益が34.8%減の18億20百万円、経常利益が34.9%減の18億50百万円、純利益が39.8%減の11億80百万円とした。

 第3四半期以降の緩やかな需要回復を想定するが、第2四半期累計の業績を鑑みて通期予想を下方修正した。21年12月期の収益回復を期待したい。

■株価は下値限定的

 株価は上値を切り下げる形だ。新型コロナウイルスの影響をある程度織り込み済みと考えられる。目先的には売り優勢となりそうだが、下値は限定的だろう。8月7日の終値は672円、時価総額は約207億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■北海道大樹町で飛行、安全性と着地精度を実証  ホンダ<7267>(東証プライム)の研究開発部門で…
  2. ■自社で自動運転システムを持たない企業にも施工自動化を提供  日立建機<6305>(東証プライム)…
  3. ■年間約36万人が犠牲に、二輪事故対策が急務  豊田合成<7282>(東証プライム)は6月11日、…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る