日本リビング保証は決算発表後の下げを一気に奪回し需給の好転も注目される

■前6月期は各利益2ケタの増益率で今期予想も増収増益

 日本リビング保証<7320>(東マ)は8月17日の後場、一段と反発幅を広げ、13時15分にかけて23%高の1584円(299円高)まで上げて前取引日(14日)の下げを奪回し、戻り高値に進んでいる。

 14日の14時半に2020年6月期の連結決算を発表。株価はその直後から下げ、この日の終値は11%安の1285円(163円安)となった。6月決算は増収増益で、売上高が前期比18.7%増となったほか、経常利益は同33.6%増加など、各利益とも2ケタの増益率。また、今期・21年6月期の連結業績予想も、売上高が18.5%の増加、経常利益は5.7%の増加など各利益とも連続増加の見込み。前日の下げを翌日に奪回したため、「売りたい人は多少狼狽気味に手放してしまっただろうから、ここからは需給の好転も注目材料になりそう」(市場関係者)と期待する様子がある。(HC)

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