エイジアが一段高、DXプラットフォーム構築に向けた株式取得に注目集中
- 2020/8/19 09:38
- 材料でみる株価
■本格的なWeb戦略CMS企業コネクティHDを子会社化へ
エイジア<2352>(東1)は8月19日、一段高で始まり、9時10分にかけては8%高の1923円(136円高)まで上げて2018年1月以来の高値に進んでいる。
18日の夕方、企業や公共機関などのデジタル化を支援するDX(デジタルトランスフォーメーション)事業の強化に向け、先端技術企業の株式取得を発表し、注目された。
■重要性増すWebガバナンス基準の本格的CMSサービスと連携
8月18日、DXプラットフォームの構築に向け、本格的なCMS(Contents Management System、コンテンツ・マネジメント・システム)をクラウドサービスで提供する株式会社コネクティ(コネクティ社)の持株会社である株式会社CONNECTY HOLDING(東京都港区、コネクティHD社)の株式取得に向けて基本合意書を締結することを決議した。同日夕方発表した。
発表によると、コネクティ社は、日本の上場企業や大手企業が利用するためのWebガバナンス基準に即した本格的CMS「Connecty CMS on Demand」をクラウドサービスで提供している。国内事情に合わせたスピーディーな機能アップデートや、国産製品ならではの利便性や安心感が評価され、数千・数万ページに及ぶWebサイトを有する国内大手企業の利用が進み、サービス提供開始以降の解約率が極めて少ないという実績を有している。
また、顧客のWeb戦略パートナーとしてWebサイトの構築からデジタル・マーケティングの運用までをワンストップで提供し、ウェブマーケティング全般の変革をサポートするデジタル・トランスフォーメーション(DX)事業も行っている。
コネクティHD社の株式取得が実現した場合、当社が提供する見込客に対してメッセージを配信できるCRM機能が組み合わさることで、より包括的なDXプラットフォームを構築し、双方の顧客のデジタル・マーケティング活動の最適化に貢献できるものと考え、コネクティHD社の代表取締役で株主である服部恭之氏との間でも基本的な合意に達した。
株式取得の具体的な内容及び方法等については、引き続き協議の上で決定する予定。エイジアの連結業績に与える影響については、現在精査中であり、2021年3月期第3四半期(7~9月)より連結子会社の対象になる見込み。(HC)