武田薬品は「アリナミン」などのコンシューマーヘルスケア売却が注目され戻り高値

■株式売却益として約1400億円(税引前)を見込む

武田薬品工業<4502>(東1)は8月25日、飛び出すように出直って始まり取引開始後は4113円(66円高)をつけて戻値高値に進んだ。

 24日夕方、「アリナミン」や「ベンザ」などを製造する連結子会社・武田コンシューマーヘルスケア(株)の売却、非連結化などを発表。株式売却益として約1400億円(税引前)の発生を見込むとし、注目されている。

 売却先は、米系投資ファンドThe Blackstone Group Inc.とその関係会社(以下、総称して「Blackstone」:ブラックストーン)が運用するプライベート・エクイティ・ファンドが管理する買収目的会社Oscar A-Co株式会社。ブラックストーンは、買収後も現在の武田コンシューマーヘルスケアの経営陣とともに事業を成長させ、従業員の雇用を継続する意向、とした。(HC)

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