住友ベークライトが4日続伸、植物成分の新樹脂開発や川澄化学へのTOBが注目される

■川澄化学へのTOBは8月3日から9月30日まで実施

住友ベークライト<4203>(東1)は9月2日、4日続伸基調で始まり、取引開始後は2962円(103円高)まで上げて出直りを強めている。8月28日、植物の主要成分である「リグニン」を活用した樹脂の開発と自動車分野などへの提供を発表。また、川澄化学工業<7703>(東2)の子会社化に向けたTOB(株式公開買付)も材料視されている。

 植物成分の新樹脂は固形ノボラック型フェノール樹脂で、「課題であった製造技術を確立して量産機での生産を実証」した。「主力の自動車分野をはじめ、今後各種分野に熱硬化性の環境対応プラスチックとして提供」する。

 また、川澄化学工業へのTOBは1株1700円で2020年8月3日から9月30日まで40営業日の期間で実施する予定。決済開始日は10月7日。(HC)

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