フィードフォースは上値試す、21年5月期大幅増収増益予想
- 2020/9/10 08:26
- 株式投資ニュース
フィードフォース<7068>(東マ)は企業のデジタルマーケティング支援を展開している。21年5月期大幅増収増益予想である。上期は新型コロナウイルスによる経済収縮の影響を受けるが、下期は成長軌道に戻ると想定している。収益拡大を期待したい。株価は急伸して上場来高値圏だ。目先的にはやや過熱感だが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。
■企業のデジタルマーケティング支援を展開
データフィード(インターネット上で、送信元の広告主等から商品データなどの更新を、受信先である広告媒体等へ定期的に送信する仕組み)を活用して、企業のデジタルマーケティングを支援する事業を展開している。なお9月1日付で、運用型広告を中心としたマーケティング支援事業を展開する連結子会社のアナグラムを完全子会社化した。
事業区分は、データフィード構築や広告配信受託などデータフィードマネジメントのアウトソーシングサービスを提供するプロフェッショナルサービス事業、およびデータフィード統合管理ツールや自動広告出稿ツールを提供するSaaS事業としている。
中期事業方針は22年5月期以降の成長を見据えて、既存サービスの機能追加および新サービスをECとDXの領域で展開予定としている。
■21年5月期大幅増収増益予想
21年5月期連結業績予想は、売上高が20年5月期比55.7%増の23億76百万円、EBITDAが67.4%増の8億16百万円、営業利益が55.0%増の6億44百万円、経常利益が69.0%増の6億27百万円、純利益が2.2倍の3億58百万円としている。
M&A効果(アナグラムを20年1月連結子会社化、20年9月完全子会社化)も寄与して大幅増収増益予想である。なお上期は新型コロナウイルスによる経済収縮の影響を受けるが、下期は成長軌道に戻ると想定している。収益拡大を期待したい。
■株価は上値試す
株価は急伸して上場来高値圏だ。目先的にはやや過熱感だが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。9月9日の終値は6300円、時価総額は約404億円である。