日本ホスピスホールディングスは反発の動き、20年12月期営業増益予想
- 2020/9/15 08:40
- 株式投資ニュース
日本ホスピスホールディングス<7061>(東マ)は、入居者を末期がん患者や難病患者に限定した終末期ケアのホスピス住宅事業を主力としている。20年12月期営業増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は安値圏でのモミ合いから上放れて反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。
■終末期ケアのホスピス住宅事業が主力
入居者を末期がん患者や難病患者に限定した終末期ケアのホスピス住宅事業を主力として、訪問介護事業や在宅介護事業も展開している。
ホスピス住宅は19年12月期末時点で東京都、神奈川県、愛知県に14施設(合計429室)を展開している。また20年3月には1施設を新設、6月には1施設を増設、7月には1施設を新設している。
■20年12月期営業増益予想
20年12月期連結業績予想は、売上高が19年12月期比24.0%増の52億円、営業利益が9.7%増の5億50百万円、経常利益が3.4%増の4億円、純利益が19.4%減の2億40百万円としている。施設新増設(新規開設4施設、増設1施設)で費用が先行するが、19年12月期に開設した施設の収益化で大幅増収、営業増益予想としている。
第2四半期累計は前年同期比17.4%増収、45.5%営業減益だった。新規施設開設・増設初期費用が集中したため減益だったが、通期は営業増益予想である。新型コロナウイルスによる稼働率への影響は見られないとしている。通期ベースで収益拡大を期待したい。
■株価は反発の動き
株価は安値圏でのモミ合いから上放れて反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。9月14日の終値は2165円、時価総額は約171億円である。