マクアケは上値試す、21年9月期も収益拡大基調
- 2020/9/17 08:57
- 株式投資ニュース
マクアケ<4479>(東マ)はクラウドファンディングのWebプラットフォームを運営している。20年9月期大幅増収増益予想である。新型コロナウイルスの影響でオンライン化が加速し、利用者数が増加している。21年9月期も収益拡大基調だろう。株価は8月の上場来高値から一旦反落したが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。
■クラウドファンディングのプラットフォームを展開
19年12月東証マザーズに新規上場した。サイバーエージェント<4751>の連結子会社で、国内NO.1の購入型クラウドファンディングのWebプラットフォーム「マクアケ」を運営している。
■20年9月期大幅増収増益予想、21年9月期も収益拡大基調
20年9月期業績(非連結)予想(7月21日に売上高を大幅上方修正、各利益を小幅上方修正)は、売上高が19年9月期比2.2倍の29億74百万円、営業利益が3.8倍の4億80百万円、経常利益が3.8倍の4億79百万円、そして純利益が3.7倍の3億32百万円としている。
第3四半期累計は、売上高が前年同期比2,3倍の20億92百万円、営業利益が9.4倍の5億30百万円だった。新型コロナウイルスの影響で消費者のライフスタイルやワークスタイルが変化して新たなニーズが生まれ、その変化に向けて新商品の掲載を希望する事業者(プロジェクト実行者)が増加した。この結果、応募購入総額(流通総額)が2.5倍の94億11百万円に拡大した。
通期の応募購入総額については、期初計画(94億円)を大きく上回る137億円を見込んでいる。ブランド認知・浸透に向けた広告宣伝費の増加など先行投資負担を吸収して大幅増益予想である。21年9月期も収益拡大基調だろう。
■株価は上値試す
株価は急伸した8月の上場来高値から利益確定売りで一旦反落したが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。9月16日の終値は9830円、時価総額は約1147億円である。